[オタクのお気持ち吐き出し長文です。文章めちゃくちゃな上に、異常な長文。
しかもオケコンの内容、及び、ゲーム内のネタバレし放題です。
ご一読の際は、ご了承ください。]
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〜前回までのP5R・丸喜拓人オタク〜
丸喜拓人に強く囚われてしまったが故に
例え公式からの新規供給がなくとも強く生きていく…
と、極めて身勝手な決意を1人キメていた、とある愚かなオタク。
しかしそんなオタクの瞳に飛び込んでくる
オケコンのプログラム、3学期のBGM楽曲タイトル群。
待ち望んでいたはずの推しに関する公式からの供給が
突如、オタク(の正気)を襲う!
プログラムに書かれたP5第五楽章の文字列に
数時間後、自らの精神に訪れる”死”を悟るオタク。
オタクは果たして無事にオケコンを乗り切れるのか…。
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プログラムを見て、固まってしまい、一瞬、我が目を疑ったりしたのですが、
何度見ても間違いなく第五楽章には、
自分が聴くと情緒の調子を崩す楽曲名の数々がバッチリ掲載されています。
(マ ジ か)
「あはは、そんなまさかね」と思っていた部分が、急にゴッソリまるまる掬い上げられる事に動揺を隠せないオタク。暫く落ち着かなくて、始まるまで何度もお手洗いで手を洗ったりとかして落ち着こうと必死でした。(本当に必死)
ノコノコ1人で来てしまったことを後悔したりもしました。
こんな気持ちを抱えたまま1人で耐えてなきゃいけないのか…。
あとちゃんと無事に帰れるかしら…(不安)
そんなことで、動揺のあまり、ちょっとフワフワした状態で昼の部が始まりました。
実は、昼の部は昼の部で、私ちゃんと楽しめるかな〜、と、少しだけ不安があったりしました。実は、自分がP5Rに本格的にハマってから、初めての生の演奏を聴くような音楽イベントということもあって、あまりにも嬉しくて勢いでつい、昼夜通し券を取ってしまったのですが。私は、異聞録は、セベク編はクリアしたものの雪の女王はまだ未クリアでプレイ途中、罪罰は購入したもののまだ未プレイ、P3とP4はプレイ途中、と、かなり各タイトルのプレイ具合としては、だいぶ半端者だったので、いささか申し訳ない気がしてしまい。何だか罪悪感。すみません(謎の謝罪)
まぁしかし、その辺りは、杞憂で終わりました。
途中、映像演出でモロにネタバレを喰らいましたが、私は割とネタバレに物語の面白さをスポイルされる、というようなことには耐性がある方だったのと、むしろネタバレを見ることで、そのコンテンツに積極的に触れるキッカケになることもある方なので、結果として、異聞録〜4まで、プレイ途中だったものへの意欲がかなり向上しました。特に罪罰…!自分がすごく好きそうな感じがする…。
結果として昼の部に関しては、オーケストラ演奏をBGMに、異聞録〜3まで、とても豪華なペルソナ各ナンバリングタイトルのプレゼンをしてもらった、みたいな状態になって、かなり楽しめてしまいました。
そんなことで、昼の部は「オーケストラの演奏ってすごいなあ!た〜のし〜!」と、一瞬、後々の自分がどうなるか、などは忘れて、だいぶ楽しめてしまったのですが。
さて。問題の夜の部です。
昼の部と夜の部の合間で、オタクはふと気づきます。
「あれ…そういえば映像演出、歴代のラスボスとおもしき
キャラクターたち、めちゃくちゃ映ってなかった…?」
…。
え、もしかして…。
脳裏によぎる予感。
いやでもまだ分からん…
普通に主人公たちとロイヤルの新規ヒロイン
芳澤さん(とても可愛い)たちとの思い出を振り返る感じだってあり得る。
それはそれとして、見守らねば…(?)
何も3学期は丸喜拓人だけじゃないですし…
ウン…いやでも…(疑り深いオタク)
いや、でもさ…
…
なんとも落ち着かない気持ちのまま、夜の部が始まりました。
4は、今まさにP4Gをプレイ途中なので、あんまり画面を見すぎるとアレかな〜、と思いつつ、ぼんやり眺めていたのですが、途中で「菜々子ちゃんと俺たちの数々の思い出」みたいなパートを延々と見せられて、
「よく分からねえが、とにかく菜々子ちゃんの笑顔を曇らせるようなことはあってはならない…俺たちがこの笑顔を守護(まも)らねばならねえ、ということはわかった…」
と、まだ本来は私には備わっていないはずの記憶を先んじて植え付けられ、菜々子ちゃんは天使である、ということだけは、かなり理解しました。(他はよくわかってない)
そして、とうとうP5のパートがやってきてしまいました。
最初はでも、無印から幾度となく聞いてきた、大好きなBGMたちが、オーケストラ編成によってまた新鮮に聴こえてくることを、素直に楽しめました。
特に、無印のEDテーマである「星と僕らと」が私は大好きなのですが、Lynさんの力強い何処までも響く歌声、照明の演出、オーケストラのたくさんの楽器の響き。本当に美しかったです。今日、来てよかったなあ、と、しみじみ聴き入っていました。
ジーンと余韻に浸っていると間もなく、遂に第五楽章が…。
Colors Flying Highが流れてきて、心の何処かで「きたわね…」と身構えつつ、ロイヤルのオープニング映像が流れているのを見て「映っちゃうのかな…この大画面に…」と、ドキドキしながら演奏を聴いていました。プログラムによると次の楽曲から、おそらく丸喜拓人オタクにとっては極めて警戒すべきゾーンの予感。
Ideal and the Realの旋律が流れ出し…
スクリーンを見ると…
芳澤さんッ!!!!!!!!(の、超ネタバレ映像!!!)
OK、OK!そういう流れね!了解しました!
なるほど、芳澤さんというロイヤルのヒロインにスポットライトを当てて、
この楽曲群と3学期を振り返っていこう、そういう趣向でござるな〜
くうう〜!!!了解でござる!!!(※盛大なフラグ)
芳澤さんというヒロインの登場で、ある意味、安心をしてしまい、
今日は芳澤さんと3学期を振り返って浸るんだ〜い、
芳澤さんは、シンデレラがモチーフなのが素敵なんだよなぁ〜
などと、警戒を解いたオタク、
心のスイッチの切り替えなどをしていました。(※盛大なフラグ)
ところがどっこい。
気がつくと、スクリーンには
丸 喜 拓 人 3 学 期 の 姿 が
芳澤さんでちょっと油断してしまった分、
ここに至るまで、さんざん気を揉んで身構えたりしていたのに
結局、防御なんかしきれず、全ての衝撃を受け止めて、
そのまま身を委ねるよりほかありませんでした。
そんな…
丸喜拓人…
ネタバレがモロだしじゃねえか…(言い方)
いいのか…?
オタクの前でそんな姿を晒して…(興奮)
動揺と興奮が止まらないまま、
とにかく今、この空間の全てを記憶しておきたい、と、
たぶん、この瞬間、私は今年1番の集中力を発揮していたように思います。
でも衝撃がひどすぎると人間、そのことを覚えていられないんですよね。
結局、もうすでに記憶が曖昧。
私の記憶は何処ですか。どうか円盤の形にして売ってほしい。
立て続けに3学期の胸が苦しくなる映像を眺め、
オーケストラによる素晴らしいI Believeを聴きながら
「3学期のパレスって本当に綺麗なんだよな…哀しくなるぐらい…」と、
既にHP・MPがこの時点でゼロのオタク。
しかし、オケコン、まだまだ、こんなものではなかった。
既に息も絶え絶えなオタクの頭上から、
禍々しくも荘厳な
パイプオルガンの音色が降り注いでくる…
何事ぞ、とスクリーンを見ると、
Throw Away Your Maskの、パイプオルガンのソロで奏でられる音色を背負って、
主人公たちの前に立ちはだかる丸喜拓人の姿が…!
息を飲みました。
そして、全てを”理解”しました。
パイプオルガンの音色
これがあまりにもあまりにも""""良""""すぎて
己の心にクリティカルヒット過ぎて
あまりにも自分の中の
「3学期の丸喜拓人」という人物に対しての
解釈が一致すぎて
私がもしも洋画のモブの観客とかだったら
「Jesus…」(なんてこった)
とかなんとか字幕が下についてたと思います。
自分の中で、3学期の丸喜拓人は『自らを邪神への供物として差し出し、人々の苦しみや痛みを贖う聖職者』みたいなイメージが強くあるのですが。(あくまでイメージの話です)
このイメージを「音」で現すと、パイプオルガンの音になるんだ、この音は、アザトースという邪神の祝福をうけ、人ならざる強大な力を得た丸喜拓人、その人なんだ、と、
意味不明に突如、全てを理解(わかっ)てしまいました。(背景が宇宙になるオタク)
言葉や映像にすると、かなりの量感になってしまうであろう3学期の丸喜拓人へのイメージが、パイプオルガンの1つの旋律に収束されて、一発で理解まで至らしめる。この「音」は素早くDNAに届く。音楽って、すごい。
Throw Away Your Maskにパイプオルガンのソロを入れようと考えた方に、この先ずっと良いことがあってほしいと感謝しました。最高でした。
それから個人的に、第五楽章には、もう一つ、とても感謝をしておりまして。
「僕らの光」というP5RのEDテーマである楽曲。
この曲、ゲーム内で聴いた時の私の第一印象は、傷を抱えながらも、現実で光に向かって歩いていくようなイメージを歌っていることは、何となくわかっているのですが。それでも、胸を掻きむしりたくなるぐらい、どうしても寂寥感が自分の中で勝ってしまい「いや、きっとここから始まるさ、ということは分かるんだけど、苦しみとか傷とかの痛みの部分が、強すぎん…?」(虚無顔)と、この曲と、どう向き合っていいのか分からず、どこか自分の中で、咀嚼しきれない部分があったんです。
ですが。
オケコンでの「僕らの光」の演奏は、かなりドラマティックに壮大なスケール感で盛り上げてくれる編曲で、オーケストラの迫力ある演奏と、Lynさんの力強い歌声で、傷を抱えながらも寂しいだけじゃない、もっと色んな可能性が広がった世界へ運んでもらえたような気がしました。
かなり良い意味で、自分の中でのこの楽曲に対する解釈が変容したように思います。演奏が終わった時、上質な長編映画を見た後のような、高い充足感がありました。一つの楽曲に対して、時間を経て、また新しい形で向き合う機会をもらえて、本当にとても幸せな体験でした。
それにしても、丸喜拓人のイメージって、オーケストラ演奏のスケール感がこんなにも似つかわしいとは…。やっぱ、丸喜拓人って…ラスボスなんだな…(?)とんでもない男を気に入ってしまったな…。
公演が終わり、多幸感と、衝撃で、何もかもがメチャクチャになってしまい、しばらく涙を流して震えていました。(ひどい有様)
そして間も無く「ボボボボ、僕は、も、もう一度、あの凄いパイプオルガンの音が聴きたいんだナ…」と思って、本来、予定していなかった追加公演のチケットをポチっていました。
その時点で昼夜通し券しか残っていませんでしたが、こんな時の「丸喜拓人積立」(※)だよ。本当にこの積立を使う日なんてくるのかな…などと思っていましたが、今、使わずして、いつ使うんだ…!
(※このオタクは、丸喜拓人にお金を使いたいのにグッズなどが一切発売されないため、血迷って毎月少額の積立をしている。狂ったオタクの謎の堅実行為。)
と、いうことで、また12月の追加公演を聴いてこようと思います。
ありがとう パイプオルガン
ありがとう 25th Anniversary ペルソナ Symphonic Concert
丸喜拓人というキャラクターに祝福あれ
〜完〜
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